急行のとまる街1978 -9 わが家のオーディオ_ 遠い青春の軌跡
1980年代半ばに買ったミニコンポが壊れてからレコードとはご無沙汰だったが、1年ほど前から急にレコードを聴きだした。
東戸塚にある「ブックオフ」(ハードオフ)で、80年代に製造されたAIWA製のミニコンポの一部と思われるアンプを1500円でゲットした。このアンプ、10代の時に姉のボーナスで買ってもらった自慢の “ 現役スピーカー ” となかなか相性が良い。
レコード・JAZZボーカルの柔らかい音質を引き出すには、やはり当時のオーディオ機器同士の組み合せが良いのだろうか。
スピーカーの説明書を探し出した。スピーカーボックスは「クライスラーバード トールボーイ 20cm音響箱」(クライスラー電気、市販営業課 東京都渋谷区)とある。
中のスピーカーは「コーラル 8CX-50 20cm 2ウェイ Hi Fi スピーカー」」(コーラル音響、埼玉県川口市)とある。
東京へ出て来た頃、このスピーカー(8CX-50 )1個・片方の不具合があり、秋葉原へ行って同じものを買い、独身寮の部屋で取り替えた記憶がある。
ユーチューブの “ お気に入り ” には、かなりのJAZZボーカルの曲を入れてあり、いつでも好きな曲を素早く聞くことが出来る時代ではあるが、LPレコードに直接触れ、プレーヤーの針を落とすアナログの動作は、なかなか心地良いものだ。
シングルレコードの溝が磨り減るまで聴いた 、
ビートルズの ♪ プリーズプリーズミー ♪(Please Please Me)、スキーター・デイヴィスの ♪ この世の果てまで ♪ (The End Of The World) 、そしてクリフ・リチャードの ♪ ヤングワン ♪ (The Young Ones ) …… 遠い青春の軌跡といったところか。